介護職の悩みで最も多いのが人間関係

給料の安さや肉体労働の大変さよりも圧倒的に人間関係です。

そんな悩みを抱えていると、どうしても介護職を辞めたいという気持ちが出てきてしまうもの。

これは仕方ありません。
働きたくないですからね、そんな職場では。
いっそ辞めてしまおうか、と本気で思ってしまいます。

ただ、介護職で働く人は真面目な人がほとんどです。

高齢のため、または心身に障害があるために、他人の手を借りなければならない人の世話をする仕事ですからね。

ですので、そんな仕事に就いている以上、人間関係の悩みで辞めたいなんて、自分の甘えなんじゃないかと考えて我慢しがち。

そもそも同僚もみんな頑張ってるし、人間関係で悩んでるのは自分だけなんじゃないか、と考えたり、他の仕事でも多かれ少なかれ人間関係の悩みは出てくるはずだから、この職場を辞めても一緒じゃないかと考えたり。

ついついそのまま辞めずに働き続けてしまうのです。

これが肉体労働の大変さや給料の安さが原因で辞めたいとなると、ちょっと話は変わり、辞めたいと言いやすくなります。

「腰が痛くて満足に動けないから、きちんとした介護を利用者に提供できそうにありません。だから辞めたいです。」

「今の給料では毎月のやりくりが大変で生活できません。だから辞めたいです。」

これらの理由を甘えだと考える人はあまりいません。

体力的に無理とか生活が苦しいとか言っている職員に、それでも無理に働けとは言いにくいですからね。

つまり、体やお金の話は現実問題として仕方ない、と考えられやすいのです。

それに対し、人間関係の悩みで辞めたいという場合「そんなのは甘えだ」と言う人がいます。
実際に言われることがなくても、言われないかと心配になりますしね。

体やお金の問題と違って、それくらい我慢しろみたいな。
一種の根性論ですよね。
人間関係は根性論で片付けられることが多くなります

だから、つい我慢してしまう。

ですが、我慢して働き続けたところで、人間関係が良くなるわけではありません。

結局、さらに働きたくなくなって、辞めたい気持ちが強くなる。
でもやっぱりそれは甘えなのかもしれない。
辞めたい気持ちと我慢しなきゃという気持ちが行ったり来たり。

考えがまとまらず、頭の中がぐちゃぐちゃになりますよね。

こういう時にどうすればいいか。

答えは1つです。

自分に正直になること。

これだけです。
余計なことを考えて悩む必要はありません。

辞めたいという気持ちと、我慢しなきゃという気持ち
あなたにとって正直どちらが重いですか?

確かに、同じ職場の同僚も頑張っているでしょうし、人間関係の悩みはどの職場にもあると思います。

でも、それはあなたにとってどれほど重要なことですか?

もうこんな職場は辞めたい!
本気でそう考えるあなたにとって、どれほどの意味がありますか?

自分の気持ちに正直になったら、自然に答えは出ますよね。

甘えなんじゃないかと心配する必要などありません。

大事なことはあなたがどう思うかです。

あなたの悩みを解決するのは他人ではありません。

あなたです。

人間関係なんて、そう簡単に良くなるものではありません。

であれば、繰り返しになりますが、人間関係の悩みが甘えかどうかなど気にしなくてOK。

イヤなものはイヤ!
辞めたいものは辞めたい!

辞める理由としてはそれで十分なのではないか。

僕はそう考えます。